加入企業がマーケティング調査をできる仕組みを提供

NCネットワークは、加入企業が個人(匿名)の性別と職業、居住区域、メルアドなど膨大な顧客情報をもとにしたマーケティング調査ができる仕組み(会費3万円/月~)。高光産業は2003年からこれを活用した中小企業連合組織「NCにっぽん」を、08年よりモバイル版「ここワン.mobi」を運営。現在、参加企業は500社、登録ユーザー数も全体で100万人を優に超えます。

モバイル版NC「ここワン.mobi」。参加300社超、登録ユーザー約56万人(2018年2月末時点)。

これは自社で使うだけではなく、営業ツールとして効果を発揮しています。高光産業のような物流会社なら、たとえば菓子メーカーに飛び込み営業をかける際、その物流部門ではなくマーケティング・営業部門に接触するのです。

そして、その場で要望を聞いて菓子についてのアンケートを作成、後日ユーザーの嗜好やそのメーカーの認知度等も含めた結果を持ち込みます。中でもそのメーカーに「興味がある」と回答したユーザーとは、本人の許可が得られれば、メーカーはその後も直接メールでコミュニケーションを取り続けられます。

「調査会社なら、1回で数百万円取るところでは」(妹尾氏、以下同)

高光産業は、値引きなどとは質の違うこの付加価値を売りに、本業の物流の仕事を獲得するわけです。

「1回でだいたい1000~2000人から回答が得られて、うち3~4割がその“興味アリ”顧客。そんなサービス付きならと、その場で即決いただけます。月2000万円の契約を得たことも。売り上げを2億円伸ばした加入企業もあります」