高級スーパー成城石井やセブン-イレブンを中心に、全国の多数の店舗で定番商品として見かけるようになった大ヒット商品「イカ天瀬戸内れもん味」。

2013年12月の発売以来、じわじわと売り上げを伸ばし、人気テレビ番組で紹介されたことをきっかけに、全国から注文が殺到。全日空の客室乗務員が選ぶ全日空の「CAセレクト」でも高い人気を誇る。生産量はいまや累計1000万袋を超える。

この製造元は、広島県尾道市にある中小企業「まるか食品」。全国のイカ天メーカー11社のうち5社が集まる尾道(広島県内に9社)では最大規模だが、20年ほど前から売り上げは下がり、「瀬戸内れもん味」発売前には、2年後には経営危機が予測される状況だったという。窮地の状況から改革に成功した2代目社長の川原一展さんは何をしたのか。早稲田大学大学院ビジネススクールの入山章栄准教授が取材した。