眼鏡の町、福井県鯖江。日本の眼鏡フレームのおよそ95%が作られる。しかし、全盛期に1000社に及んだ同地域の関連企業も、中国の台頭などで現在は500社にまで減少。

今回取り上げるのは、その鯖江でチタン微細部品を製造する西村金属の「3代目」が立ち上げて急成長する西村プレシジョン。商材は「ペーパーグラス」。折りたたむと薄さ2ミリになる老眼鏡だ。1万5000円という価格にもかかわらず、2012年の発売以来、累計販売本数は3万本を超え、注文が殺到している。

苦境に立たされた家業の業績を回復させ、新事業に乗り出して「第二創業」を成功させた要因はどこにあるのか。早稲田大学ビジネススクール入山章栄准教授が解説する。