思わぬ「要精密検査」に目の前が真っ暗……。そんなとき、うろたえるまえに、落ち着いてください。「病気である確率」は意外に低いのです。健康診断のデータの「正しい読み方」をお教えします――。

検査と診断では使う数値が違う!

会社の健康診断で悪い数値が出たり、予期せず「陽性」の反応が出たとき、どのくらい深刻に受け止めればいいのか。

(PIXTA=写真)

「端的に言えば、基準値から外れたからといって必ず病気だとは限りません。一方で、基準値内だからまったく気にする必要がないと考えるのも誤りです」というのは、亀田ファミリークリニック館山の岡田唯男院長だ。