「仕事にやる気が出ない」「もっと頑張らなくては」──。こんな悩みを抱えている人は多いのでは。今大ブームのアドラー心理学は、無理に頑張らなくても、自分のやる気を引き出せる方法を教えている。やる気をなくしてしまった7つの症状別に「やる気が湧く行動習慣」を紹介していく。

(6)家庭トラブル型

それは誰の問題か? という問いをしてみる

家人に始終文句をいわれてムシャクシャする。子供が学校に馴染めず不登校になりそうだ。こんな苛立ちや心配ごとを抱えたまま職場に向かい、勤務時間中も気になって仕事に集中できない――。大なり小なり、こうした経験を持つ人は多いだろう。

こうした場合、まず思い起こしたいのがアドラーの「課題の分離」だ。アドラー心理学では、「それは誰の問題か?」という問いを重要視する。

「家族やプライベートの人付き合いに振り回されている場合、まず課題の所在をはっきりさせよう」とアドラー派の心理カウンセラーでもある小倉広氏はいう。冒頭の例でいえば、家人が不機嫌であることや、子供の不登校が課題なのではない。「それに振り回されている自分」が課題なのだという認識を持つことが解決への近道となる。