「仕事にやる気が出ない」「もっと頑張らなくては」──。こんな悩みを抱えている人は多いのでは。今大ブームのアドラー心理学は、無理に頑張らなくても、自分のやる気を引き出せる方法を教えている。やる気をなくしてしまった7つの症状別に「やる気が湧く行動習慣」を紹介していく。

(4)熟考スロー型

着手とデッドラインの2つの締め切りを設定

いつも考えすぎて仕事が進まない。決断が遅い――。よくいえば、こうした人は緻密な論理思考ができるタイプ。ただし、ますますスピードが重視されるビジネス環境にあっては、あまりに熟考していると不利な場面もある。いい点は生かしつつも、スピードアップを図ってみよう。

「地味ながらも効果抜群」として、メンタルコーチの平本あきお氏が教える手法は「思考の書き出し」。熟考型の人は、積極的に行動を起こそうとするポジティブな側面とブレーキを踏もうとするネガティブな考えが、頭の中でゴチャゴチャになっている。