天職をたぐりよせる方法3
その上で、天職の5つの要件を書いてみたいと思います。
1.自分の才能や強いをいかんなく発揮している
2.それが他の人や社会の役に立ち、喜ばれる生き方ができる
3.職業というよりも生き方そのもの
4.自分の情熱が尽きない
5.心の底から「やりがい」を感じている
天職に就くと、結果として、休みと仕事の日の境界線がなくなる状態になります。これは、ワーカホリックとは違います。大好きで趣味と区別がない。というよりも天職と同じだけのインパクトのある幸福を与えてくれる趣味がないのです。趣味そのものが仕事といえる状態です。
さて、問題はその天職をどのように見つけるかです。詳細は、別の回に述べますが、要点は次の3つです。
【天職をたぐりよせる方法3】
1.自分の中にある「汲めど尽きせぬ欲求」にアクセスする
自分の感情に無頓着になっていると、天職はなかなか見つかりません。天職を発見する鍵、天職へと導いてくれる羅針盤は「自分欲求」以外にありません。自分の中にある「汲めど尽きせぬ欲求」に敏感になり、それに繋がることです。
例えば、冒険する、分解する、言語化する、組み立てる、デザインする。そうしたアクションの中で自分が没頭できるものこそが「自分欲求」です。
2.社外の人とたくさん会う
「天職とは何か?」という問いに対する答えは、案外、自分では見つけることができません。直線的に「自分が見つける」というより、回り回って「人が教えてくれる」感じです。誰かの生き様から刺激を受けることもよくあります。自分なりの天職の仮説(自分がこんな仕事が天職ではないか)を持ったらその仕事をしている人に会いにいくといいでしょう。そうすると、自分欲求を確認することができます。少なくとも、多くの気づきが得られるはずです。
3.試してみる
ここが重要なのですが、天職探しは、今の仕事を辞めずに試せるならば、やってみることです。週末起業でもいいし、ボランティアのようにお金をもらわずにする仕事でもいい。自分でやってみると、自ずとそれが天職の要件を満たすかどうかが見えてきます。腑に落ちます。
以上、天職というテーマでお話をしました。
転職は一朝一夕に見つかるものではありませんが、見つける、探すという行為がなければきっかけもつかめません。みなさまのヒントや気づきになれば幸いです。