従業員が「働きがい」「働きやすさ」「働きたい」を感じるためには、企業内の人材マネジメントはどうあるべきか。それには上司のリーダーシップと、人事の仕組みの両方が重要であると、筆者は最新の調査結果から説き明かす。

いかにしてハイパフォーマーを自社に留めるか

近頃、「働きがいのある会社」という考え方が話題になってきている。企業側からすれば、企業というものが人で成り立っている以上、働きがいを感じている人の多い企業のほうが価値が高い。

一方、働く人もそのほうが幸せだろう。多くの人が企業や組織という場で生活の糧を得ながら人生をおくる、というのが現実であり、働く場で働きがいを感じられれば、そうでないよりも幸せである。