厚生労働省の調査によると、団塊の世代が75歳以上になる2025年の認知症の高齢者数は約700万人。65歳以上の5人に1人が認知症になる勘定だ。
高齢期の介護費用は、同じ介護度でも認知症があるかどうかで異なるというデータもある。たとえば公的介護保険の「要介護1」の場合、1カ月の介護費用の平均は、認知症がなければ2.1万円だが、認知症が重度になると5.7万円。認知症の有無によって、2倍以上の差が出る(家計経済研究所「認知症の状態別にみた費用」より)。
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