サッポロが目指すは「オンリーワン」! 開拓者精神ここにあり。

なぜ世界初を連発できるのか

サッポロの機能系飲料への注力は際立っている。たとえば今年2月にリニューアルした極ZEROだ。糖質ゼロ、プリン体ゼロの時点で世界初だったが、今回は人工甘味料もゼロにした。当然ながらこれも世界初。

リニューアルに携わったのは新価値開発部の望月佐和子氏だ。新価値開発部はその名の通り、世の中にまだない、オンリーワン商品を開発することがミッションだという。


世界初を連発!!(PIXTA=写真)

糖質とプリン体に関しては、健康上の理由などでビールから切り替える人、主に男性の意見を反映させたものだったが、人工甘味料に関しては、より自然で、体に負担がないものが欲しいという女性のニーズも反映している。さらに、購入決定権を女性が握っていることにも着目した。

「40代から60代の配偶者を持つ女性が、夫のかわりに購入される機会も多い。そういった方から『健康にいいなら、旦那にこれを勧めます』という声をたくさんいただきました」

ビールテイスト飲料で初のトクホ(特定保健用食品)認定を受けた「SAPPORO+」(サッポロプラス)の開発も望月氏が担当だ。