免疫とは、体を守る防御システムのこと。安保徹医学博士が、毎日簡単にできる免疫力アップの方法をご紹介。免疫力を高めて病気知らずの体に!

1回10秒、1日3回、ギュッとモミモミ

免疫力アップに効果的なのが、爪の生え際にある「井穴(せいけつ)」というツボを刺激すること。神経繊維が集中する井穴への刺激は瞬時に自律神経に伝わってバランスを整える。やり方は爪の生え際を反対の手の親指と人差し指で挟むように10秒ずつ強く押すだけ。両手とも親指から順番に5本すべてもむ。治したい症状があれば、対応する指をさらに20秒もむといい。

【刺激する場所】爪の生え際から2mmほど下を刺激する。

●親指――アトピー/喘息/リウマチ/ドライマウス/円形脱毛症など

●人差し指――潰瘍性大腸炎/クローン病/胃潰瘍/十二指腸潰瘍/過敏性腸症候群/胃弱/痔など

●中指――耳鳴り/難聴など

●薬指――低血圧/低血糖/眠さ/だるさ/軽いうつなど
(※薬指だけ交感神経を刺激。ほかの4本は副交感神経を刺激する。)

●小指――脳梗塞/認知症/パーキンソン病/不眠/メニエール病/高血圧/糖尿病/肥満/痛風/肩こり/腰痛/椎間板ヘルニア/動悸/頭痛/腎臓病/頻尿/尿もれ/精力減退/しびれ/更年期障害/顔面神経痛/自律神経失調症/不安神経症/パニック障害/働きすぎによるうつ/白髪/目の病気/婦人科系の病気など

医学博士 安保 徹
1947年、青森県生まれ。医学博士。元・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。著書に『人がガンになるたった2つの条件』『免疫革命』『病気は自分で治す』など多数。
(構成=長山清子)
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