免疫とは、体を守る防御システムのこと。安保徹医学博士が、毎日簡単にできる免疫力アップの方法をご紹介。免疫力を高めて病気知らずの体に!

下半身をじっくり湯につけて、体の深部まで温める

忙しい現代人はシャワーだけで済ませることも多いが、それでは体の汚れは落ちても体は温まらない。一日の終わりには湯船に入ってくつろいだほうがいい。物理的に体が温まり低体温が改善されるばかりか、血管が開いてリラックス効果が得られる。ただしあまりにも熱い湯はかえって交感神経を刺激して興奮・緊張状態になってしまう。免疫力アップのためには、38~40℃くらいのぬるめの湯に20~30分、じっくりつかろう。

●半身浴

38~40℃程度の湯に胃のあたりまでつかると、20~30分で汗が出る。心臓に負担をかけず、体が芯まで温まる。寒ければ肩にタオルを。

●足湯

湯が冷めないよう差し湯をしながら40℃程度の湯に20~30分、足をつける。半身浴より体に負担をかけないので、高齢者や病人向き。

医学博士 安保 徹
1947年、青森県生まれ。医学博士。元・新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。著書に『人がガンになるたった2つの条件』『免疫革命』『病気は自分で治す』など多数。
(構成=長山清子)
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