赤字が拡大している理由は…
ファストパスの予約手数料は、店側が任意に金額を設定できる。この手数料は、無断キャンセルの場合も店に支払われる。現在、「FLIPPER'S渋谷店」や中華そば「銀座 八五」などの人気店が導入している。
攻めの姿勢を見せるTableCheckだが、官報の決算公告によれば、2026年2月期(直近期、第15期)の当期純損失は約2億1447万円。2023年2月期(第12期)の約2734万円から、赤字幅はむしろ拡大している。
赤字の理由を尋ねると、谷口氏は「優しすぎるからです」と即答。「あとは先行投資している、というのもありますね。システム構築もそうですし、サポートの増員も行っています」と続けた。今後も成長投資を継続しながら、早期の黒字化を目指している。
送客手数料なしの「マーケットプレイス」
今後について谷口氏に尋ねた。谷口氏はお店と客がダイレクトに繋がる仕組みとして「マーケットプレイス」を強化していくと語る。
「お店を探して予約をする時は、2つのプラットフォームを経由すると思っています。1つ目がディスカバリー(発見)チャネル、次がブッキング(予約)チャネルです。Googleマップ、Instagram、TikTokなどディスカバリーチャネルが多様化する一方で、ブッキングチャネルは依然として大手グルメサイトに集中しています。
グルメサイトは本来、新規の集客に対して対価をもらっていたはずなのに、発見に貢献していなくても対価を得られるようになっています。マーケットプレイスはTableCheckのディスカバリーチャネルです。TableCheckを導入している店舗を検索して予約に進むことができ、送客手数料はかかりません」

