「予約が減る」と不安視されたクレカ登録

月額固定費のみ、ノーショー対策も万全という、大手グルメサイトとは異なるビジネスモデルで開始したTableCheckだが、当初は主にクレジットカードの登録について飲食店から戸惑いの声もあったという。谷口氏はリリース当初をこう振り返る。

「飲食店でこうした仕組みを導入したのは弊社が日本で初めてだったので、飲食店からは予約が減るのではないか、お客様から苦情を言われるのではないかといった反応がありました。最初は個人店が導入してくださり、そこから徐々に広がっていきました」

転機となったのが、インバウンド需要の高まりだ。TableCheckは多言語対応の予約ページを早くから提供しており、海外からの集客に力を入れる店舗での導入が進んだ。

「日本人の人口が減ってきているので、インバウンド集客は重要です。ただ、当時はキャンセルやノーショーの割合が高かった。旅行先ではスケジュールの変更が発生しやすいですから。そこで、弊社のシステムを入れる店舗が増えました。コロナ後に一気に増え、今は月間で100万人ぐらいが海外から予約をしてくださっています」

TableCheck利用継続率は99.3%

現在は23カ国語に対応しており、国内外合わせて約1万5000店舗(国内約1万2000店舗、海外約3000店舗)が利用し、TableCheckの契約店舗への調査ではネット予約のうちTableCheck経由が6割程度という。

システムの導入にはヒアリング含めて約3週間必要だ。「飲食店によって予約の取り方は異なります。月曜は稼働率低いから4名席に2名の予約でも入れるけど、金曜日は4名の予約のみにしたい。もしくは、金曜日なら2回転させたいから、17時から20時ぐらいのお客様と、20時半以降のお客様を取るために19時の予約は断る、といった店もあります。こうした店舗の取り決めを細かく反映させます」

TableCheckを導入した店舗の利用継続率は99.3%(閉店による解約を除く)と、高い支持を得ている。