中断は気分にも直接効く

そして、中断は気分にも直接効きます。中断の多い日は、人はアウトプットを出すために作業スピードを上げますが、そのぶん、ストレスやフラストレーションが悪化し、「仕事は終わったが、ぐったり疲れた」となります。

「マルチタスクができる人=仕事ができる人」というのは、現代社会の誤解だと、大声で叫びたいです。実際には逆で、マルチタスクをしている時間が長い人ほど、生産性は下がり、気分は焦り、疲労は増えます。

自分の注意を、自分のために取り戻すために、次の4つを意識しましょう。

・通知を切る
・集中ブロックを予定に入れる
・連絡をまとめて処理する
・最も良い時間を、最も大事な仕事に投資する
物部真一郎『最新科学でわかった! 気分のいい人がうまくいく』(SBクリエイティブ)
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通知は、「いつ届くかわからない」という予測できなさによって、つい反応したくなるように設計されています。そのため、意志の力だけで抗おうとしても限界があります。

だからこそ、集中力を守るには、自分を変えようとするのではなく、環境を変えることが大切です。Slackやメール、スマートフォンの通知は物理的にオフにし、スマートフォンも視界の外に置きましょう。

集中力は、「意志の強さ」で守るものではなく、「環境」で守るものなのです。

集中力は「環境」で守る

また、会議と同じように「ほかのことをしない時間」を予定として確保し、周囲にも自分にも、その時間は中断しないというルールを徹底することが大切です。

メールやSlackは、気づくたびに対応するのではなく、1日3〜4回の「まとめ処理時間」に集約すると、集中が途切れにくくなります。

そして、会議や連絡対応で一日が埋まる前の朝の時間帯には、その日のなかで最も価値の高い仕事を優先して取り組みましょう。

集中力は、空いた時間に生まれるものではなく、自ら守ることで生まれるものです。

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