1%以上の優遇金利を得られる場合も

ただし例外として、高齢者に対して、年金受取口座に指定すれば1%にするというような優遇はあります。銀行側からすれば、年金の受取口座にしてもらえれば、引き出しや振込の手数料、あるいはその他の取引で収益が得られる見込みがあるからです。

そのような合理的な理由がない場合は、他の商品との抱き合わせや、元本割れのリスクを伴う運用商品がセットになっているなど、何かしらリスクがあると考えるべきです。低金利時代の今、1%か1%未満というのは妥当な数字であり、むしろ安心できるかもしれません。

預金通帳
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タンス預金にはないメリット

なぜお金を銀行に置いておくのがいいのかというと、まずオレオレ詐欺などの犯罪対策になるからです。

そういうと「詐欺に引っかかるのは高齢者だけ」「自分は大丈夫」と思う人も多いでしょう。けれども、実際には手口も巧妙になってきて、50代で被害に遭う人は決して珍しくありません。犯人は、「今すぐ300万円用意しないと会社をクビになる」などと子どもを思う親心につけ込んで、冷静な判断力を奪おうとしてきます。もし手元に現金があれば、せかされるままにそのお金を受け子に渡してしまいかねません。

オレオレ詐欺の多くは銀行で発覚

けれども、家に現金がないから銀行に行って下ろしてくるとなると、今は窓口で「何に使うのですか?」と確認されます。ATMでは一度にそんな大金は下ろせませんし、窓口で事情を話せば「それは詐欺ではありませんか?」と声をかけてもらえます。実際、オレオレ詐欺の約9割は銀行の窓口で発覚していると言われるほどです。

また、タンス預金を銀行に預けようとしても、マネーロンダリングへの警戒から、すんなりと預かってもらえないケースも増えています。いきなり大金を持って行っても、それが正当な方法で得たお金であることを証明するのは難しいからです。

利息がつかないからと家に置いておくより、銀行に預ける方が、将来的に身の安全とお金を守るための合理的な選択になるかもしれません。