根本にある目論みは「戦後日本」の転換

国家安全保障会議(日本版NSC)は、何の役に立つのか。そう問われれば、こう答えるしかない。当面は大して役に立ちはしないだろう、と。

まず、ヴィジョンが明確ではない。

日本版NSCは、首相と官房長官、外務大臣、防衛大臣による「四大臣会合」が中核となり、それを補佐する機構として内閣官房に「国家安全保障担当」の首相補佐官と「国家安全保障局」を置く。分かりやすく言えば、首相の主導で安全保障上の懸案事項に対処するのが最大眼目とされている。