日本のコメが、大きな岐路に立っている。大詰めを迎えたTPP交渉をにらみ、政府は1970年から40年以上続いてきた生産調整(減反)政策の廃止を決定した。5年後をめどに、行政が示す生産数量目標に頼らなくても、自主的に経営判断してコメを作れるようにするという。

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米の作付面積の割合

この動きを、農業の現場を取材する専門紙の記者は「生産調整の結果、30年前は約230万haあった水田の約3割が減った。それによって、国内の米価は維持してきたものの、TPPなどの議論もあり、もはや限界に達したということだろう。政府としては、ここでコメ政策を転換し、主食のコメを自由競争の世界に任せることにしたと考えていい」と説明する。

(ライヴ・アート=図版作成)
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