安倍晋三首相が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉に参加することを正式に表明した。米議会の承認を得られた後の7月に交渉に参加する見通しだ。
もともと安倍氏はTPP参加論者。側近らに「TPPに参加しないと日本の成長はない」と発言するなど、交渉参加に前向きだった。理由の1つには民主党対策もある。「民主党の支持基盤は(労組の)連合、中でもトヨタを中心とする自動車総連だ。自動車業界はTPP参加を強く求めている。TPP参加表明は民主党切り崩し策でもある」(自民党関係者)。
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