「人は血管とともに老いる」といわれるが、血管の老化は意外にも早いタイミングから始まり、「だいたい20歳くらいから徐々に血管が硬くなっていく」という。その予防になることが科学的に証明された「ある習慣」を紹介しよう。

20歳くらいから徐々に血管は硬くなる

雨が降ったり、蒸し暑かったりと不安定な天候が続き、室内でゴロゴロしてばかりいないだろうか。運動をしなければ見た目の体形は痩せていても、筋肉量が落ちて脂肪ばかりの“痩せの肥満”に……。筋肉量が減ると消費エネルギーの6~7割を占める基礎代謝が落ちて太りやすくなり、また糖を蓄えるスペースが減るため、余った糖質で体脂肪が作られやすくなってしまう。血糖値が下がりにくい体になるため、血管に負担がかかり、体の中から老けやすくなってしまうのだ。

それでも運動ができない! というあなたに、「血管が若返る習慣」を紹介しよう。

「人は血管とともに老いる」といわれるが、血管の老化は意外にも早いタイミングから始まっている。

立命館大学スポーツ健康科学部の家光素行教授によると、「だいたい20歳くらいから徐々に血管が硬くなっていく」という。

「動脈は、外膜、中膜、内膜の3層で構成されていますが、中膜にある弾性線維がもろくなり、内膜の内皮細胞が衰えることで血管(主に動脈)が硬くなってしまうのです。この現象を動脈硬化といいます。例えると、若い頃の血管はゴムホースのように柔らかいのですが、50代以降はコンクリートでできた水道管のように硬く、もろくなりやすいのです。動脈硬化が進行すると血管の中で血栓(血の塊)が詰まったり、血管が破れたりして、時に命に関わる脳血管・心疾患を引き起こしてしまうこともあります」(家光教授、以下同)

立命館大学スポーツ健康科学部の家光素行教授
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立命館大学スポーツ健康科学部の家光素行教授