効率的に仕事を進め、成果を出すためには何が大切なのか。麗澤大学教授の宗健さんは「自己投資は重要だ。大きな金額をかけなくてもできる自己投資はたくさんある。たとえば、パソコンの外付けモニターを買うこともその一つだ」という――。
ノートパソコンを使用する人
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「自己投資=学校に通うこと」だけではない

4月も下旬になると桜も若葉に変わり、そろそろ新人研修を終えた新卒社員が現場に配属された頃だろう。同時に多くの民間企業では4月は人事異動の季節でもあり、新しい部署にもそろそろ慣れてきた人もいることだろう。

新入社員も新しい部署に異動した中堅社員もベテランも、新しい環境になじみ、組織で居場所を見つけると、次はどう成果を出していくかが大切だ。

そのとき、特に新しい環境にいる人たちには、様々な自己投資が重要になる。

今回は、会社員の自己投資について考えてみたい。

自己投資といえば、資格取得のための学校に通ったり、社会人入試で大学院に通ったりすることが挙げられる。こうした学校に行くには、学費だけでも100万円を超えるようなケースも少なくない。

もちろん、学校に通うことも自己投資だが、そんなに大きな金額をかけなくてもできる自己投資はたくさんある。

「外付けモニター」も自己投資

例えば、会社から支給されたパソコンでリモートワークをしている人も多いと思うが、その仕事用パソコンに繋げる外付けモニターを買うことも有効な自己投資だ。

パソコンに外付けのモニターを繋いでいる人は意外に少ないので、その価値がわかりにくいかもしれないが、ノートパソコンに14インチくらいの小さなモニターを接続すると2画面が使えるようになる。

一方の画面ではプレゼン用のPowerPointを開き、もう一方の画面ではプレゼン資料に載せるExcelを開いて、両方の画面を使って作業すると、作業効率は劇的に上がる。

また作業効率が上がるだけではなく、両方の画面を見ながら作業できるため、ミスも減り、プレゼン資料の品質にも影響がある。

こうしたマルチモニターは画面サイズが大きくなればなるほど効果が大きい。

筆者の場合は、ノートパソコンに接続するQHDのモニター(普通のモニターの解像度は1920×1080ピクセルだがQHDは2560×1440ピクセルなので、文字も鮮明に見えて画面をより広く使える)を2台使っている。ノートPCではブラウザ、左画面の半分はメール、もう半分はスケジューラ、右画面の半分はslack、もう半分はファイルエクスプローラーを表示させている。

この状態では、5つのアプリケーションの情報を全て一度に見ることができる。

筆者の場合は、この環境が快適すぎて、外出先ではメールチェック程度のパソコン作業しかできなくなってしまった(実は、外出先用に300グラム程度の、ものすごく軽いモバイルモニターもカバンに入れてある)。

こうしたモニターは、24インチのFHDで安い物なら1万円ちょっとで買える。

歓送迎会で2次会まで行ったら無くなってしまう程度のコストだ。

また、オフィスで使われていたモニターは、中古で大量に出回っている。そのため、ヤフオクで24インチモニターが4台セットで送料込み1万5000円前後で売られていたりする。こうなると1枚あたり4000円くらいなので、同僚4人で軽く1回飲みにいくのと大差ない。