飲み会や懇親会での人脈形成

ガジェットやスキル以外にも大切なものがある。それは人脈と経験だ。

コロナ以降、会社の上司との飲み会や、部署単位での飲み会はすっかり減ったようだが、飲み会や懇親会はまだまだ根強く残っている。

飲み会はすっかり減ったとはいえ、取引先や業界関係者との飲み会にはできるだけ参加したほうがいいと思う。

ここでも、仕事の飲み会なのに会社がお金を出してくれないから行かない、という人もいるが、そうした飲み会に自費で参加している人もいるようだ。

それは、会社内の人間関係と違って、社外の人間関係は簡単には構築できないこと、構築できたとしても維持することが難しいことが背景にある。

飲み会や懇親会はそうした人脈形成にまだまだ欠かせない。

そして、すぐにその人脈が何かの役に立つということはあまりないが、数年後や十年後などに転職や、そのときの仕事で以前の人脈が意外なところで役立つことがある。

人脈が広がるイメージ
写真=iStock.com/Andrii Yalanskyi
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学会参加や資格取得をする理系社員もいる

あまり一般的な話ではないので、知らない人も多いと思うが、理系職種の場合は、学会参加や資格取得が自己負担の場合もある。

メーカーなどの研究所や研究開発、製造現場では、大学時代の専門性の延長で仕事をしている場合も多く、学会に参加している会社員も結構いる。

そうした学会の会員になると毎年数万円の会費がかかり、遠方の学会に参加すると数万円の交通費、宿泊費がかかる。そうした費用を負担してくれる会社もあるが、負担してくれない会社もある。

こうした費用も自己投資の一部になる。

そして、そうした自己投資の結果として、企業から大学教員に職を変える人も結構いる。

また、学会への参加そのものも人脈形成の一部で、そうした学会での発表などをきっかけに、企業と大学の共同研究が始まることもある。

IT系の職種では、資格取得のための費用や時間も自己投資になる。IT系企業では、IPA(情報処理推進機構)の資格(プロジェクトマネジャやデータベーススペシャリストなど、様々なものがある)や、ベンダーの資格(たとえばオラクルマスターなど)の取得を奨励していることが多く、資格取得すれば一時金や手当で報いる会社も多いが、資格取得までは自己投資になる会社も多い。

資格と仕事の実力は別だ、という意見もあるが、仕事ができる人には、IPAの高度資格取得くらいはそこまで負担感を感じずに何個も持っているような人もいる。