社員に利益還元する会社は何が違うか。ハイデイ日高代表取締役会長の神田正さんは「中卒で学歴もなく、私ほど能力がない一部上場企業の代表取締役はいない。今があるのは社員、フレンド社員(パート・アルバイト)が、毎日、昼夜問わず働いてくれるおかげだ」という――。

※本稿は、神田正『日高屋 10人中6人に美味しいといわれたい』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

日高屋新宿靖国通り店
写真=Wikimedia Commons
日高屋新宿靖国通り店(写真=経済特区/CC-BY-SA-4.0/Wikimedia Commons

元気でいるうちに売上高1000億円企業へ

熱烈中華食堂「日高屋」(株式会社ハイデイ日高)の創業者兼会長の神田正(85)は、「私が元気でいるうちに売上高1000億円企業になれ!」と、経営陣に発破をかけている。

ハイデイ日高は中期経営計画「Hiday Challenge」で、2026年(令和8年)2月期に売上高600億円、営業利益率10%を目指しているが、売上高、営業利益率とも上振れする勢いだ。

また、2030年(令和12年)を目標とする「2030 Hiday Next Stage」では売上高750億円、営業利益率10%、ROE(自己資本利益率)17%以上を目標に掲げている。神田は「ここまでくれば、売上高1000億円突破は創業よりやさしいはずだ」と、活を入れている。

さいたま市大宮区に本拠を置くハイデイ日高は、大宮の発展と共に、大きく成長してきた。

埼玉県行田市に600店舗対応のセントラルキッチン(行田工場)を稼働させ、関東1都6県に「ちょい飲み」の熱烈中華食堂「日高屋」などを直営で472店舗展開している(2026年2月28日時点)。

コロナ禍で戦略の転換を迫られてロードサイドに出店、ドリンクバー付きの「日高屋」を群馬県、栃木県、茨城県などに60店舗展開している。2025年(令和7年)10月には新潟の食品スーパー、株式会社オーシャンシステムとFC(フランチャイズ)契約を締結、2026年(令和8年)4月に新潟県へ初出店する予定だ。