「あの大きな目に見られている気が…」

消しゴムのように汚れを削り取るメラミン樹脂のスポンジは、当時、劇的に落ちる清掃用品を企画していた同社にとって理想の商材だった。すでに複数のブランドが流通していたため、自社商品に存在感を持たせる見せ方を工夫し、商品を打ち出した。

それが、「激落ちくん」という覚えやすいネーミングと、インパクトのあるキャラクターデザインだった。

「販売製造している当社のことは知らなくても、あの大きな丸い目と太い眉毛の激落ちくんのキャラクターについてはご存じの方が多いかと思います。当初、デザインとネーミングに関しては社内で否定的な意見もあったようですが、『おもしろい企画はまずやってみよう』というのが当社の姿勢なので、そのまま発売まで進めたという経緯がありました。