「激落ちくん」はスポンジだけじゃない
激落ちシリーズをはじめ日用品全般の企画開発を担う中心人物は、約8~10人の女性チームだ。彼女たちは日常的に自社製品を使って家事をこなしながら、アイデアを練る。と同時に、SNS上の口コミを拾い上げ、商品企画に活かしているという。たとえば「激落ちスニーカー・上履き用」は、消費者のアイデアから生まれた。
ほかにも、マイクロファイバー、ワイパー、アルカリ電解水スプレー、洗濯槽クリーナーといった清掃商品を企画開発し、激落ちシリーズとして販売している。いずれもスポンジと同じく「強力な洗浄パワー」が売りで、シリーズの品目数は約70まで増えている。
そのなかで、久々の大ヒット商品が2024年秋に誕生した。ホコリを劇的に取るモップの「トレループ」だ。2025年にはプレミアムシリーズも登場した。
「名もなき家事を減らす」のコンセプトが功を奏し、「トレループ」は瞬く間に女性たちに「バズモップ」と呼ばれ、人気を獲得した。売上本数は150万本を超え、シリーズ10品目を合わせて400万本に迫る勢いだという。
「第2の激落ちくん」生み出せるか
激落ちくんシリーズは好調な売れ行きだ。今後もシリーズの新企画を打ち出すこと、メインの激落ちくんを売り続けることを目標として継続していく。加えて、「激落ちくん」を超える新キャラクターを生み出すことも目指すと、竹下さんは話す。
市場に新しい日用品を出し続けるという同社の方針から、1日平均3品目の新商品が企画され、取扱品目は約1000種に上るが、激落ちくんに匹敵する個性の強い新キャラクターは今のところ誕生していない。
「『激落ちくん』の上を行く新キャラクターの開発に注力しているのですが、残念ながら定着に至っていません。大変難しい挑戦になりますが、それでも新しい商品企画を出し続けて、『第2の激落ちくん』を生み出したいと思います」
※「激落ちくん」はレックライセンス(株)の登録商標であり、本記事はその許諾を受けて使用しています。



