運動は健康にいいとされているが、激しい運動はかえって逆効果というデータもあるという。医師の玉谷実智夫さんの書籍『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)より、運動と長寿の関係についてご紹介する――。

「続ける」ことが一番大切

結論から言いましょう。

長寿のための運動で一番大切なのは、「続ける」ことです。

なぜかといえば、文字通り「先が長い」から。

年を重ねてからも続けられないのでは、いちばん大事な時期に長寿の効果が得られないことになってしまいます。

しかし誰もが「三日坊主」を経験していることでしょう。

一時的にやる気になっても、なかなか続けるのは難しいものです。

ですので長寿のための運動は、「がんばらない」ことがポイントになってきます。

他の人と同じにする必要はありません。無理なく自分に合った時間や強度、回数を見つけましょう。

アスリートほど頑張らなくていい

そもそも世の中の運動の研究や情報は、アスリートを基準にしていることが多いのです。

その前提が抜け落ちて、方法だけが独り歩きしているものも多いですから、参考にする程度でよいのです。

ウォーキングやジョギングでは、息が苦しくなるほど心拍数を上げる必要はありません。

筋トレならば、翌日筋肉痛になるほどの重量や回数は必要ありません。

マイペースでいきましょう。

運動にもいろいろあります。

ウォーキング
写真=iStock.com/AJ_Watt
アスリートほど頑張らなくていい(※写真はイメージです)

有酸素運動だけでもウォーキングや早歩き、ジョギングなどなど。そこに筋トレやそのバリエーションが加わると、何をやってよいやら悩んでしまいそうです。

でも、大丈夫。

すこしラフな言い方ですが、運動ならなんでも、長寿に好影響があります。