健康で長生きするためには、どんな工夫をしたほうがいいか。医師の玉谷実智夫さんは「早歩きをお勧めする。実は寿命と歩くペースは比例している」という。書籍『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)より、寿命をのばすウォーキングのコツを紹介する――。(第5回)
食後のウォーキングと血糖値
できれば、あまり上げたくないのが血糖値。血糖値が一番上がるのは食事のあとですから、そこで下げることができれば理想的です。
とはいえ、食後に激しい運動は難しいもの。そんなときにおすすめなのが、食後の軽い散歩です。
散歩、すなわちウォーキングは、身体が消化吸収に忙しい時間帯でも、比較的負担になりにくい運動です。
血液中のブドウ糖をすぐにエネルギー源として消費してくれますし、血液中の脂質も減るため、血圧にも好影響があります。中性脂肪や内臓脂肪を減らし、肥満の予防や解消にも効果があります。
続ければ心肺機能も高まり、骨に刺激が加わることで密度が増し、転倒による骨折のリスクも減らすことができます。
ウォーキングのタイミングですが、血糖値がもっとも上がりやすいのは食後30分から1時間後ですから、その前後に行うのがよいでしょう。
外食した後などは絶好のウォーキングタイムですから、少し多めに歩きたいもの。
家での食事の場合は、ちょっと散歩に出るのもいいですね。
食後の1時間を工夫して、血糖値の上昇を緩やかにしてほしいと思います。
私はご長寿の運動として早歩きをお勧めすることが多いのですが、それには理由があります。
それは、寿命と歩くペースが比例しているからです。

