100歳を越えて長生きする人は何が違うのか。医師の玉谷実智夫さんの書籍『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)より、ホルモンと長寿の関係について紹介する――。

寿命を延ばす効果のある「ホルモン」

近年の研究で、寿命を延ばす効果があるホルモンが注目されています。

それはアディポネクチンというホルモンです。

100歳以上の人のアディポネクチンの血中濃度は、一般の人の2倍以上あることがわかっています。

マウスを遺伝子操作してアディポネクチンを増やすと、寿命が延びるという結果も出ています。

また脂肪を燃焼させる働きもあることから、別名「やせホルモン」とも言われています。まさに、いいことずくめの超善玉ホルモンです。

ただこのアディポネクチン、なにもしないでいると年を重ねるごとに減っていきます。

長寿生活をおくるためには、量を維持したいものですね。

そのためには、内臓脂肪を増やさないことが大切です。内臓脂肪が増えてしまうとアディポネクチンの分泌量が減ってしまうためです。

適度な有酸素運動や筋トレで、内臓脂肪をエネルギーとして使うようにしましょう。

また大豆や緑黄色野菜を摂ると、アディポネクチンの分泌を増やせると言われています。日々の生活で、定期的に摂るようにしたいもの。

緑黄色野菜
写真=iStock.com/kuppa_rock
大豆や緑黄色野菜を摂ると分泌を増やせる(※写真はイメージです)

どちらも、特別なことではありません。

日々の生活習慣を、そのまま長寿生活にしていきましょう。

「100歳以上の人」は約2倍の濃度

先にもお話しした通り、100歳以上の人に共通しているのが、アディポネクチンの血中濃度が高いこと。

一般の人の約2倍の濃度があることがわかっています。

そのアディポネクチンの働きは、主に次のようなものです。

1、脂肪を燃焼させる
2、血管を拡張・修復する
3、インスリンの効きをよくする