ストレスが多いと早く老ける

「苦労が多いと早く老ける」

そんな話を聞いたことがありませんか?

実はその言葉には、裏付けがあります。ストレスに対抗して分泌されるホルモンが、老化を促進することがあるからです。

たとえば、コルチゾールというホルモンは活性酸素を発生させるため、過剰になると身体をサビさせてしまう面があります。また筋肉の分解を促したり、免疫力を低下させる作用もあります。

こうしたことから、コルチゾールは「老化ホルモン」という、有り難くない別名も持っています。

もちろん、コルチゾールには大切な役割があります。ストレスに対抗する以外にも炎症を抑えたり、下がった血糖値を上げる働きなどです。

とはいえ、過剰になると老化のデメリットが出てきますから、ほどほどに付き合いたいもの。

ではどうするか? ということですが、コルチゾールに頼る場面を、できるだけ減らすことです。

血糖値が下がると分泌されるのですから、補食をして糖を補給するのはよい対策です。

炎症があると分泌されますから、腸内環境を整えたり、歯科医に定期的に通って歯茎をケアするのもよいでしょう。

ストレスが多いなら、解消する趣味を持ったり、瞑想するのもよい方法。自分なりの老化対策、生活習慣に取り入れてみてはいかがでしょうか。

老化ホルモンを抑えるコツ

活性酸素を出したり、筋肉や骨の分解を促進するのが「老化ホルモン」とも言われるコルチゾール。

日常で分泌される機会が多いのは、血糖値が下がったときでしょう。

血糖値が下がると、まず身体は貯めておいたグリコーゲンを使います。

それがなくなるとコルチゾールを分泌してアミノ酸や乳酸を元にブドウ糖をつくり、血糖値を上げようとするのです。

ということは、血糖値を下げ過ぎることなく、一定の範囲内でコントロールできれば、老化ホルモンを抑えることができるということです。

玉谷実智夫『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)
玉谷実智夫『医学的に正しい健康長寿365日』(自由国民社)

まずは食生活を工夫して、糖新生が起きる回数や時間を減らすことが大切。ブドウ糖を少量ずつ、補食のような形で補給するのもよいでしょう。

あるいは難易度は上がりますが、エネルギー源として糖質に頼らず脂質メインに切り換えて、ケトン体を利用するという手もあります。

なおコーヒーや紅茶などに含まれるカフェインは、コルチゾールの分泌を増やしますので、飲み過ぎるのは控えたいところ。

ただ、コルチゾールはストレスに対抗したり、炎症を抑えるなどの大事な働きももっています。

過剰なのがいけないのであって、適切な分泌は必要。上手く付き合い、若々しくいたいものです。

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