※本稿は、加藤俊徳『80代でも若返る脳』(新星出版社)の一部を再編集したものです。
「若返る脳」でスーパーエイジャーへ
脳の最盛期は40代後半から50代といわれています。
この年代は、若い頃の経験が花開くとき。気力体力、脳力も十分で、まさに脂が乗った働き盛り、円熟のときといっていいでしょう。
しかし、脳にとってはこの年代がピークではありません。50代の脳“脳力”のまま生きる70代、80代の方もいるのです。
80歳を過ぎても50代なみの認知機能を維持している方々を「スーパーエイジャー」と呼びます。彼らは、集中力、記憶力、理解力、判断力といった認知機能(脳貯金)に衰えがみられません。その脳は成長し続けています。
認知機能と年齢の関係を示した下図をご覧ください。
「①スーパーエイジャー」「②普通の人」「③認知症になる人」それぞれの認知機能が年齢とともにどう変化していくかを簡易的にあらわしてみました。
グラフの縦が認知機能の高低で、80歳横が年齢です。「①スーパーエイジャー」の認知機能を示す線はほぼ水平。「②普通の人」は60代から下がりはじめるもののカーブは緩やか。しかし、「③認知症になる人」では急激な降下を見せます。
そして認知症デッドラインを軽々と越えて下がっていきます。この認知症デッドラインをまたげば誰でも認知症になるのです。つまり脳貯金が減ると認知症に近づくのです。
一般的に60代から少しずつ認知機能が落ちはじめるのですが、「①スーパーエイジャー」は下がらないのです。
認知機能をキープするスーパーエイジャーの進化は止まりません。
次なるステージは?
──それが「センテナリアン(centenarian:100歳以上の長寿者)」です。
順調に年齢を重ねたスーパーエイジャーは、「センテナリアン」へと進化していきます。
読者の皆さんにも、「スーパーエイジャー」から「センテナリアン」への道を進んでほしいと思っています。



