血糖値の上昇を抑える食事法は何か。同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一さんは「食事時間をコントロールすることで、血糖値上昇の抑制によい効果を与えられる。例えば起床して8時に朝食を摂ったら、昼食と夕食の理想的な時間帯は自ずと決まってくる」という――。
※本稿は、米井嘉一『糖と脂で体は壊れる 疲労、病気、老化の原因「糖化」の正体』(池田書店)の一部を再編集したものです。
体内時計のズレを正す食事法
地球の1日の周期24時間と、体内時計の25時間というズレを正すことが、効果的な食生活の実現につながります。時計遺伝子という体内時計のリズムをつくる遺伝子がありますが、その働きに合わせて生活することで、余計なカロリー摂取が抑えられ、糖や脂の代謝が上がり、ホルモン分泌のバランスが整います。
この体内時計のズレを正す方法のひとつが朝食をしっかり摂ること。朝食の効果が時計遺伝子によるタンパク質の生成を活性化させます。
朝食は、おかずの数を増やしてタンパク質をしっかり摂ることも重要で、それにより昼食後の血糖値の上昇を抑えることができます。ファーストミール(1番目の食事)が、セカンドミール(2番目の食事)の血糖値に影響するという理論を「セカンドミール効果」といいます。
朝食に牛丼を食べると、昼食後の血糖値の上昇が抑えられたという著者による実験データもあり、やはり重要なのはタンパク質であることがわかっています。
血糖スパイクを避けるという観点から、1回の食事量を抑えて回数を増やす食事法も流行したことがあります。しかし、これは成長ホルモンの分泌に悪影響を及ぼす恐れがあります。
胃を空っぽにした状態から食事をすると、グレリンというホルモンが分泌し、それが脳の下垂体という部位を刺激し、成長ホルモンが分泌されます。


