毎日の食事でどんな栄養素を摂るといいか。同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターの米井嘉一さんは「タンパク質(P)、脂質(F)、炭水化物(C)の3大栄養素の摂取バランスは、『2:2:6』が推奨されている。炭水化物6割は1200kcalで、そのうち100kcalカロリーは、食物繊維として摂取するよう心がけるといい。特に利用効率が高い食物繊維を含む食材がある」という――。

※本稿は、米井嘉一『糖と脂で体は壊れる 疲労、病気、老化の原因「糖化」の正体』(池田書店)の一部を再編集したものです。

トースト、肉と野菜のプレート
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ドベネックの桶で考える「不足している栄養素」

「ドベネックの桶」とは、植物の成長を桶のなかの水にたとえたもの。桶の1枚ごとの板は摂取した必須栄養素の量、桶のなかの水が植物の成長度を表しています。多く摂った栄養素の板の高さは高くなる一方、不足した栄養素は低くなります。

この場合、水は低い板の場所から漏れ出すことになるので、植物の成長は、必須栄養素のうち最小のものに依存するということを表しています。

このことは、人間にも当てはまります。栄養素のいずれかを十分に摂ったとしても、不足なくバランスが保たれていなければ、健康が損なわれてしまうのです。

現在の生活ではタンパク質やビタミン、ミネラルがどうしても不足がちですが、そういう場合はサプリメントで補ってもよいと思います。不足して健康が崩れてしまうよりは、バランスを優先させたほうが効率的です。