1日1回食事法はAGEsが溜まりやすい
1日に夕食を1回摂るだけという食事回数を減らしたダイエット法がメディアなどで話題になることがあります。
たしかに摂取カロリーが大幅に減少するため、ダイエット効果はあると思います。しかし、糖化から体を守るという観点では、この食事法はかなりリスクが高くなります。
長時間の空腹状態によって、消化器系は乾いた砂漠のような状態になります。そこへ大量の水をやると、あっという間に吸収されると思いますが、これは食事の消化吸収にもいえること。飢餓状態からようやく入ってきた栄養素は、瞬く間に吸収され、血糖値が急上昇して「血糖スパイク」を起こします。
さらに、血糖スパイクは「アルデヒドスパーク」を誘発し、アルデヒドが暴走して糖化反応が連鎖的に起こり、老化物質AGEs(糖化最終生成物)がたくさん生成されることになります。これを日常的に続けていくと、食事のたびにAGEsが溜まっていくため、病的な老化を進めることになってしまうのです。
一気飲みや早食いも同様で、急激に大量の食品や飲み物を体内に入れると、血糖スパイク&アルデヒドスパークを起こしやすくなります。糖化を進めることになりますし、カロリー吸収も必要以上に上がって肥満なども招きます。
基本的に食事はゆっくり摂ったほうが、血糖値が急上昇することはないので、アルデヒドの暴走も抑えられ、糖化ストレス対策としては有効です。
大量のカプサイシンは幼児の脳腸相関を破壊
とうがらしなどの辛いものに含まれる成分がカプサイシンです。このカプサイシンを幼児に大量に与えると神経細胞の発達によくない影響があることがわかっています。
食事には「甘味・うま味・酸味・苦味・塩味」という5つの味覚があります。しかし、このカプサイシンの「辛味」というのは、味覚ではなく、痛みのセンサーである痛覚が反応するものなのです。
つまり、カプサイシンが痛みの受容体を刺激して「痛い」と感じるだけ。そして、カプサイシンを大量に投与すると、痛みの受容体が壊れてしまい、一緒に神経も破壊されてしまいます。
脳と腸は、血液や迷走神経を通じて情報を伝え合う「脳腸相関」というシステムが働いていますが、幼児にカプサイシンを大量に与えると、迷走神経が壊れ、腸からの情報が十分に伝えられなくなります。すると、脳神経の発達が遅れるなどの影響が出てきます。
その影響により、脳神経を守るグリア細胞が減少してしまうのですが、それが認知症の原因となる変性タンパク質の除去機能を低下させるなど、将来的に糖化によって進行する症状を助長してしまうことになります。

