職場ではいろいろな嘘が横行しますが、なかでも許しがたいのは、人の成果を自分のものだと偽る人です。誰かにサポートしてもらってようやくできたものを、一人でやったと主張する、ずるい人もいます。他人の手柄を平気で横取りする人には、どう対処すればいいのでしょうか。そもそも横取りする人の心理はいかなるものなのでしょうか。
今回はずるい人から手柄を奪われたときの身の処し方とともに、横取りされないための防御策を解説します。

ずるい上司は非難するより「名より実を取る」で利用

自分がまとめた企画案を上司に提案したら、上司が経営陣に自分の提案として報告していた、というような話はどこの組織にもあることです。

いったい他人の手柄を平気で横取りする人の心理とはどのようなものなのでしょうか。じつは、状況によって心理的背景に違いがあります。

(構成=大島七々三 イラストレーション=髙栁浩太郎 撮影=宇佐美雅浩)