日本人の強みは何か。イギリス在住で著述家の谷本真由美さんは「日本は多様性がなく村社会だと批判されてきたが、災害の時には阿吽の呼吸で意思疎通が可能で皆が同じ言葉を話し、同じように行動することができる。この不安定な世界において、それはむしろ有利である」という――。

※本稿は、谷本真由美『日本のメディアが報じない「世界の真実」』(ワック)の一部を再編集したものです。

救急隊員の後ろ姿
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※写真はイメージです

日本の地震を体感したハーフの息子が驚嘆した理由

津波の早さ、がけ崩れ、家の倒壊の凄まじさ

2024年の新年は日本で迎えたが、久々のお正月料理に舌鼓を打ち家族やご近所の方々と昼から飲んでいた。

コタツで実家の庭のゆずが豊作だったことや、年末の紅白の寺尾聰さんの素晴らしい演奏について語っていたところ、神奈川県の山奥の我が実家でもグラグラ揺れが来て大変驚いた。

築45年になり、ところどころ雨漏りし、床も腐り始めている小さな木造注文住宅は実際よりも揺れが大きい。

イギリス育ちの我が家の日英ハーフの息子にとっては初めての地震であったが、地球が動いている感じがしてびっくりしたと述べていた。

地理の授業で習っていても、実際に体験する地震というのはずいぶん違う。まるで地表を何か巨大なものにつかまれてグラグラと揺らされたようだったという。

我が家では夏休みに帰省した時も神奈川県総合防災センターで、東日本大震災レベルの地震を体験するマシンなども試しているのだが、やはり本物は全く違う。

息子は日本のテレビに緊急地震速報や「津波! 逃げろ!」というテロップが出てアナウンサーが絶叫しているのを見て驚き、動画を撮影して自分で解説を付けていた。

イギリスに戻ったら学校で見せるのだという。津波の早さ、がけ崩れ、家の倒壊の凄まじさにも驚いていた。