本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2023年5月22日レター)

――堀さんは、部下を導くときに「教える」のではなく「考えさせる」ことが大事であると言われています。最近は新人教育に「考えさせる」要素を取り入れる企業が増えているようですが、どう評価しますか。

【堀】最近、新入社員の初任給を上げたり、アプリの作成をさせたり、アジアのNPOへ派遣したりと、企業の対応が変わってきました。資本主義社会では、多少インフレの要素がないと経済が元気に回りません。実質成長率でいうと2%、名目だったら4%は成長しないといけません。半分インフレで半分実質成長というのが、資本主義の一番居心地のよいところです。したがって、給料を上げることも重要です。その上で、新人教育に新しい変化が起きていることは、非常にいいことだと思います。

(構成=今井道子)