本連載では、“伝説のトップコンサルタント”堀紘一氏に、メルマガ編集チームがまとめたリーダーたちの悩みをぶつけ、ズバッと斬っていただきます。(2023年6月5日レター)

――著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いるバークシャー・ハザウェイ社が、手元資金として1250億ドル(約16兆7000億円)を保有しており、日本企業への投資額を増やすと発言しています。バフェット氏の投資行動が、今後、世界経済、日本経済にどのような影響を及ぼすと予測されますか?

【堀】私は、この2~3年間、特に株式投資について勉強し、投資に力を入れ、結果として手元の資産を約2倍に増やすことができました。私の“ファンド”は毎年20%以上の複利で殖えているため、日本のファンドはもちろんのこと、海外のファンドと比べても非常に成績がよいのです。投資家の皆さんが会社を見る目を育てて良い会社に投資すると、資本主義が強化され日本経済が成長します。その結果、若い人々の就職先が増え、給料が上がることにもつながっていきます。そこで、今回と次回とで、投資する際の会社の見方についてお話ししたいと思います。

(構成=今井道子)