そのまま置いておくと後で問題になることはみんなわかっているのに、余計な仕事を増やしたくないとか、下手に拾って失敗したら困ると考えて、誰も手を出さない仕事が会社にはあるのではないでしょうか。野瀬社長は大きくなる問題を放置しておけない性分だといいます。やっかいな問題に取り組むには、問題の根本から見直すことが求められることも少なくありません。メンバーにとっては、それまで自分たちが取り組んできたプランを捨てることになり、不安や迷い、抵抗があります。大きな方針転換をするときに野瀬社長がよくしていたのが「合宿」です。その効果、メンバーを本気にさせるコツとは。(2022年10月24日レター)

会社には、誰も拾いに行かないボールが転がっています――。

そのまま置いておくと後で問題になることはみんなわかっているのに、余計な仕事を増やしたくないとか、下手に拾って失敗したら困ると考えて、見て見ぬフリをするわけです。私はそれをつい拾いにいくタイプでした。特別に責任感が強いとは思いません。ただ、片付けないと大きくなる問題を放置しておけない性分なのです。

(構成=村上敬)