リモート会議の機会が増えるなか、対面とはちがうオンライン環境ならではのメリットを活かすビジネス会話には、いったいどんなコツがあるのでしょうか。会議や講演、セミナーなどをリモートで行うことも多い澤円さんに、リモート環境で気をつけたいポイントを聞きました。

リモート環境での自分の言動を把握する

リモート環境では、まず自分がどのように映り、自分の声がどう届いているかを知っておくことが何より大切になります。どちらもビデオ会議の録画を見ればわかるので、あらかじめ確認しておきましょう。

これはつまり、“己を知る”ということにほかなりません。リモート環境での「話し方」を考える前に、そのリモート環境において自分はどんな言動をしているのか、現状把握しておくことが必要なのです。多くの場合、自分が思っていた言動とは異なる面が発見できるはずです。

(構成=岩川悟、辻本圭介 図版作成=佐藤香奈 写真提供=株式会社圓窓)