自分より年上の人や、権限が大きい人と1on1でコミュニケーションするときにも、迷う場面はたくさんあるものです。でも、そんな人たちとの1on1は、ビジネスをより生産的にしていくための絶好の機会になると澤円さんは言います。ここでは、そうしたシチュエーションの際に押さえておきたい実践的なポイントを見ていきます。
「短時間で意思決定できる材料」はあるか?
僕は若い人と話すときも、年上の人と話すときも、口調が大きく変わることはありません。ただ、ビジネスでは、年上の人に対して“ため口”で接するようなことも当然ありません。むかしから心がけているのは、相手を「カジュアルにリスペクトする」姿勢です。
これは相手を極端に持ち上げることなく、カジュアルでいながらも、丁寧に接するということです。たとえば、相手と話すときに、敬語などの「話し方」(言葉の丁寧さ)にこだわりすぎると、脳のリソースがそればかりに割かれてしまい、肝心の「なんのために話しているのか」を見失いがちになります。会話では、ほどほどのカジュアルさを心がけながら、何よりも「目的」に集中することが大切なのです。
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(構成=岩川悟、辻本圭介 図版作成=佐藤香奈 写真提供=株式会社圓窓)

