「教育ママ」だけの人生で本当にいいのか

私は現在、弁護士法人きさらぎで弁護士として働いていますが、もともと「弁護士になりたい」と考えていたわけではありません。大学、大学院ともに法律とは関係のない人文系の学部でした。博士号を取得して研究者の道に進もうとも考えていたのですが、結婚して子どもが生まれ、夫が病院を開業したこともあり、病院の事務と子育て、家事を並行してこなす生活を過ごしていました。

そんな生活に転機が訪れたのは、40歳を過ぎたころです。私には3人の子どもがおり、「教育ママ」として子どもたちの中学受験を無我夢中でサポートしてきましたが、長女が中学受験に合格したタイミングで、あることに気付いたのです。

(構成=白紙 緑 写真=本人提供)
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