結婚したい男性は「超売り手市場」
結婚したい男性はいまが最大のチャンスだ。かつてないほどの超売り手市場を逃す手はない。リーマンショック以降の不況に東日本大震災、ユーロ危機などが重なり、未婚女性の多くは安定を求めて結婚したがっている。一方、経済的な見通しが立たないと男性は結婚を控える傾向にある。需要と供給のバランスが大きく崩れているため、すぐにでも結婚したい女性は、男性の見た目や経済力などの条件面でどんどん妥協しているのだ。
男性は自分に合った市場で正しいマーケティングをすれば、それほど努力せずにモテるようになる。詳しく説明しよう。
女性は男性を4つの視点で見ている。
(1)性的な相手として。見た目のかっこよさやトークの上手さを求める。
(2)パートナーとして。居心地のよさ、誠実さ、コミュニケーション能力、問題解決能力、サバイバルスキルなど、生き残るための能力や付き合って快適かどうかを見る。
(3)結婚相手として。経済力や年齢、仕事の安定性を重視。
(4)自分の生き方を邪魔しない相手として。長男で親の介護が必要だったり、亭主関白で仕事を続けさせてくれない男性を避ける。
(1)~(4)のどれに重きを置いているかは女性によって違う。男性は、自分がどんなタイプの女性向きかを見極めて実行すればいい。
たとえば、恋愛経験豊富でカッコいいのに年収400万円の40歳男性は、20代前半の若い女性が狙い目。若さゆえに(3)(4)の視点を重視しないからだ。恋愛から入り結婚へと導けばいい。逆に恋愛経験が少ない人は(2)の魅力が欠ける場合が多いので、(2)以外を重視する女性を探そう。稼ぎが少なくても、家事が得意だとか子供好きな「育メン」ならば(4)の女性が向く。「あなたの仕事を応援できる」ことを強調すればモテるだろう。
こんな例もある。合コンや職場では全然モテなかった会社員男性が、結婚相談所に登録した途端、申し込みが殺到。お見合いでは(3)が圧倒的にものを言うからだ。