私の自宅の机の上には聖書が何冊か積んであります。

作家 江上 剛氏

私と聖書の出合いは高校生のときに遡ります。1970年頃、私は兵庫県丹波で育った田舎の高校生でした。人並みに「人生とは何ぞや、人とは何ぞや」と思い悩んでいたからでしょう、何気なく聖書を購入し、教会にも行ったことがありました。

私はキリスト教の信者ではありませんが、以来、聖書はずっと持っています。第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入ってからも、聖書、特に新約聖書は、いつも鞄の中に入れていました。通勤電車の中で読書をするとき、他の本に飽きると聖書を取り出してパラパラとめくるのです。