世界恐慌以来の危機といわれる厳しい環境下、多くの企業が無駄な仕事の見直しを進めている。日本の慣行や仕事は、人々が意識すらしていない「目に見えない機能」が多いと筆者は説く――。

銀行が起こした2つの失敗とは

つるべ落としの不況の中で中小企業をめぐる金融情勢はずいぶん厳しくなっているようだ。

貸し渋りや貸しはがしが起こっているという悲鳴があちこちから聞こえてくる。融資の審査基準が厳しくなっているからだ。だからといって、審査基準を緩めてしまえば、新銀行東京のようになってしまう。日本の中小企業は、アメリカよりも多くの銀行融資に頼っている。