育児ストレスでゆとりがなくなり、夫とも離婚寸前。そんなときに夫から「疲れているようだから病院で診てもらってきたら」と提案されたら、警戒が必要だ。離婚で親権を得るための策略という可能性もある。

離婚問題を数多く手がけてきた小嶋勇弁護士は、「夫が急に優しくなって、妻に精神科の診察をすすめたら注意したほうがいいかもしれない」と話す。背景にあるのは親権の問題だ。

「親権を争う調停や審判は、子どもを手元に置く親が圧倒的に有利。その状況をつくるために、妻に精神科への診察をすすめ、うつ病の診断が出たら『実家で休んでこい。子どもの面倒は俺が見るから』と提案。そのまま調停や審判を申し立てるケースがあるのです」