go、take、make…毎日使う動詞は実は多くない
実は句動詞・慣用句は、go、take、makeなど、日常生活に強く根付いている基本動詞に多いです。こういった毎日使う動詞は、実は多くありません。そしてそれぞれの動詞にはコアイメージがあります。goは「話の中心から離れて、行く」、take「自分の元に取る」、make「(材料に手を加えて)何かを作る」がコアイメージです。
どの表現もこのコアイメージから派生していますので、まずはコアイメージを頭に入れることが重要です。例として、getの句動詞・慣用句を一部紹介いたします。getのコアイメージは「何らかの事象によって状態が変わる、何かを得る」です。
●句動詞
I never got along with my sister when we were kids, but now that we’re older, we’re a lot closer.
子どもの頃は妹とは全く仲良くなかったけど、大人になってからは、かなり仲が良い。
I’ve been so busy that I haven’t been able to get around to responding to emails lately.
最近忙しすぎて、メールの返信に手を付けられてない。
I don’t think I understand what you’re getting at. Can you please explain it again?
君が言わんとしてることがわからないんだけど、もう一回説明してくれない?
She gets away with being late to work every day because her dad is the CEO.
彼女のお父さんは社長なので、毎日仕事に遅刻しても許される。
I need to leave here by 3:00 to get to the airport in time for my flight.
フライトに間に合うように空港に着くために、ここを3時までに出なきゃいけない。
動詞のコアイメージから覚えるのが近道
●慣用句
Man, drinking mojitos in the sunshine on the beach——this is as good as it gets.
あぁ、ビーチで日差しの中モヒートを飲むなんて。これ以上のことなんてない。
Having visuals helps get your point across in a presentation.
イメージがあることでプレゼンの意図を理解してもらいやすくなる。
I got into a fight with my girlfriend, so I had to sleep on the couch.
彼女とケンカになったから、ソファで寝なきゃいけなかった。
It took me a while to get the hang of snowboarding, but once I did, I really enjoyed it.
スノボに慣れるのに少し時間がかかったが、慣れてからはとても楽しかった。
The project hasn’t done yet, but it’s getting there.
プロジェクトは終わってないけど、いい感じに進んでるよ。
このように、句動詞・慣用句を構成している単語は決して難しくはありません。難しい単語を覚えるより、まずは超簡単な動詞のコアイメージから覚える。そしてその句動詞・慣用句を身につけることが、ネイティブの英会話を理解でき、あなたがネイティブっぽく話せるようになる一番の近道かもしれません。