起訴されてから支持率アップ
2024年11月5日に予定されている次のアメリカ大統領選挙まで、あと1年ほどとなった。年明け早々から民主党・共和党ともに予備選挙や党員集会が開かれ、大統領候補の指名争いが始まることになる。民主党は現職のジョー・バイデン大統領が再選を目指す中、共和党の指名候補争いでトップを走っているのは、あのドナルド・トランプ前大統領である。
トランプは20年大統領選におけるジョージア州の投票集計に不正に介入したとして、8月中旬に起訴されたばかりである。それまでも不倫相手への口止め料支払いに関連する業務記録の改ざん、機密文書の私邸への持ち出し、そしてもっとも需要なのは21年の米連邦議会議事堂襲撃への関与で、刑事事件の容疑者として通算4回も起訴されている。前代未聞の事態だが、仮に有罪判決が出たとしても立候補の権利を失うかどうかは、専門家の間でも議論がわかれている。
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