コミュニケーションの潤滑油である雑談の質を上げるにはどうすればいのか。お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんは「雑談で大事なのは、相手の話したいことを話させて、相手の話を引き出すこと。そのためには“かわいいバカ”“相手に教わる”というポジションが最強です」という――。

※本稿は、渡部建『世界一わかりやすい コミュニケーションの教科書』(きずな出版)の一部を再編集したものです。

映画館で映画を見ている人たち
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初対面でも話が弾む雑談ルール あえて知らないふり

「初対面の人と雑談をするのが苦手だ」という人は少なくありません。

でも、そういう人の話を聞いてみると、そもそも初対面の相手と会う前に相手のことを調べていないというケースがほとんどです。事前情報がゼロの状態だと、天気やニュースの話など、当たり障りのない会話しかできず、盛り上がらないのは当たり前です。雑談で大切なのは、「相手が話したいと思っている話題を話させること」です。

そのために大切なのが、できるだけ事前に相手のことについて情報収集をすることです。SNSの発信を見たり、相手の会社のことについて調べたりしましょう。そうすることで、相手がどんなことに興味を持っているのか、どんなことを話したがっているのかがわかります。

このときに注意したいことがあります。それは「私はあなたのことについてこんなに調べましたよ」というアピールは、かえって雑談の邪魔になるということです。

事前に調べたことはあくまでも「相手が話すきっかけ」を与えるためのものであり、自分が話をするためのものではないということは肝に銘じておきましょう。