「相手に教わる」というポジションに自分を持っていく
あるいは、
「このあいだ紹介してもらった本、読んでみたんですけど、ぜんぜん内容が理解できなくてまだ半分も読めてないです。ちょっと解説してくれませんか」
このような言い回しもたいへん効果的です。
こうなると、相手は、
「こいつバカだな~」
と思うと同時に、でも自分が勧めたものを素直に買ったりしてくれているわけですから、かわいく感じたりしますよね。
コミュニケーションでは、相手よりも「ちょっと下の位置」に自分を置いておくほうがうまくいきます。
会話では多くの場合「教える側(話す側)」と「教わる側(聞く側)」に分かれます。そして、会話で気持ちよくなれるのは「教える側(話す側)」です。だからこそ、大事なのは、いかに自分が「教わる側(聞く側)」に回るかなのです。
そのためには、相手にアドバイスを請う、教えてもらう、というコミュニケーションの構造をつくりましょう。その構造をつくるために役立つのが「かわいいバカ」というキャラクターなのです。