長者番付1位が考える才能よりも大切なもの

かつて国税庁は「高額納税者公示制度」をもとに、毎年5月に前年度の高額納税者のランキング、いわゆる「長者番付」を発表していました。1998年に、初めて自分が組成したヘッジファンド「タワーK1ファンド」をタワー投資顧問でローンチ。その運用に「タワー投資顧問運用部長・清原達郎」として携わるなかで、2004年度分の所得税の納税額が36億9238万円となり、05年5月に発表された「最後の長者番付」のトップに私の名前が掲載されました。

なぜ、このような話を最初にしたかというと、23年にタワーK1ファンドの運用を終了して投資の世界から身を引き、800億円超の個人資産を築き上げた私ですが、長年にわたる投資人生において、常に成功してきたわけではなく、数々の失敗も犯してきたことを皆さんに伝えたかったからなのです。